プログラムの設計をしたり、プログラムを書いたりする人。
ソフトウェアの設計はSE、コーディングはプログラマー、と分業するケースが少なくないですが、ゲーム業界では歴史的に、設計とコーディングを明確に分離しないことが多いです。
当社でも、あまり明確に分けていません。どちらかというと、まずはコーディングで経験を積んで、その後のスキルアップの結果、設計も手掛けるようになる、というのが近いかも知れません。
当然ながら、プログラム言語を自由自在にあやつる能力が求められますが、OSやハードウェアなど、プログラムの動作環境を十分に理解していることも重要です。
また多くの場合、数学的な知識も必要になります。
ところで、ゲームの仕様書や、プランナー・デザイナーからの要望は、かなり詳細ですが、そのままプログラムに置き換えられるほどではありません。
「なぜそうしたいのか」といった理由や意図も含めて咀嚼出来る理解力が求められます。
プログラマーの仕事は、絵を描いたり作曲したりするのとは異なり、直接見えたり聴こえたりするものを、直接生み出すわけではありません。
しかし、ゲームの手触り感や、直感的な気持ちよさは、プログラマーのセンスから生み出されます。
そういった意味では、『ゲームに魂を吹き込む役割』と言えるかもしれません。
一見地味なようで、非常にやりがいのある職種です。
当社のプログラマーは、直接的な開発業務の他に、チーム全体のワークフローを理解・整理して、無駄やヒューマンエラーが少なくなるように、作業手順や開発ツールの提案も、随時行っています。